みんなに送る言葉&課題がちがっても仲間です!

みんなに送る言葉

課題が終わり、理解した生徒は、ネームプレートを黒板に貼るのは常なのですが、今回、「みんなに向けた一言メッセージ」を書くようにしました。「わかったよ」「教えるよ」などさまざま。しかし、よく見ると次のようなコメントがありました。「少し不安」少し離れたところに、「私も少し不安。一緒に悩もう!」。ハッとします。

コメントの多くは、「仲間がわからないと言うことが人ごと」のように感じます。でも、この「私も不安。一緒に悩もう!」と書いた子は、仲間の気持ちに寄り添っています。

みんなに伝えました。「仲間を大切にするって、こういう気持ちだよね」

とても重要なことを、共有できた時間でした。

課題がちがっても仲間です。

左の写真は、この授業で配布したプリント(電流分野)です。何人か集まって議論し学習しています。右の写真は、同じ時間、同じ教室のある生徒の学習プリントです。小学校の漢字を勉強しています。我がクラスには、特別支援教室在籍の生徒が1人います。その子は、週4時間ある理科の内、1時間だけ交流学級で授業を受けます。この時間、特別支援教室の担任からもらった課題をやっています。理科のときもありますが、国語だったり、算数だったりします。今回は、漢字の練習でした。なかなか「青」が書けません。しかし、仲間がヒントを言ったり、覚え方を伝えたりしています。

大切なことは、「みんなが課題をクリアすること」。そのために、クラスが一丸となって取り組みます。

はじめは、50分間、集中することが難しかったのですが、みんなの声かけもあって、みんなで学習するこの時間は、時間いっぱい頑張ります。

多くの仲間が関わる。そして、仲間を知る。だからこそ、仲間の魅力がわかる。感じることができる。

だから、クラスが幸せな気持ちになるのだと思います。