本日の学習内容は、「みんなが、冬に日本海側で大雪。太平洋側で乾燥した風が吹くのはなぜか説明できる」。
答えは、「乾燥・低温のシベリア気団が発達し、シベリアから運ばれてきた空気が日本海で水蒸気を含む。その空気が日本の山脈に当たり、上昇気流ができる。その結果、雲ができ、日本海側に雪を降らせる。水蒸気を失った空気が、山脈を越え、太平洋側に乾燥した風を吹かせる。」です。
この一連の流れを説明できることが課題なのですが、マクロな空気の動きをイメージすることが苦手な生徒。流れとして捉えることが苦手な生徒など、課題はさまざま。
ふと気づくと、教室の後ろの黒板になにやら書いています。のぞいてみると…。
まずは、正攻法で教えています。陸地と海。「ここのシベリア気団がね、日本海でしめってね。…」
一生懸命教えていますが、いまいちのようでした。
教室を一周して、再び後ろの黒板に行ってみると…
落書き?「先生、これわかりやすい!どんな説明かわかる?」
「髪のないおじさんがおって、海で毛が生えて、山に当たって、毛が抜けて、髪のないおじさんが去っていく」
「………」
この説明のあとに、正攻法の内容を話すとすんなり納得できたようでした。
「?」がどんなことで「!」なるかは、教師ではわかりません。