この一週間の出来事(実践→学習→参観)

この一週間は、「授業」の研究事がたくさんありました。

 

まずは、自分の「実践発表」がありました。

人権に関する研究発表で、事前に担当の先生から打診はあったのですが

「私の授業でいいんですか?」

「いつもと同じ授業をやって!」

「はい!?」

二つ返事で承諾。どんな人が見に来るのかも知らぬままでした。

当日、福岡県各地から指導主事や校長先生などがたくさん来校されました。

子どもたちは、見られると嬉しいようで、いつも以上にテンションが上がります。

導入5分で、「はい、どうぞ!」一斉に子どもたちが動き、教室が活気づきます。

途中で、理論の確認をして、さらに「はい、どうぞ!」

さまざまな議論が各地で行われ、学習が深まっていきます。

課題は、全員達成!

授業終了前5分で評価をしました。

「今日は、全員達成でしたね(全員で拍手)。でも、課題に熱中しすぎてまわりが見えていない人が多かったように見えた。まだまだ、周囲に気を配る思いやりをもっていこう」

その後の協議会では、

「初めて、子ども同士の会話で理解が深まるようすが見られた。」

「一人になる子どもがおらず、暖かい雰囲気がよかった。」

など、『学び合い』のよさを感じて頂けたようでした。

しかし、「子どもが学習を進める中で、課題の適切さや明確さがとても重要ですね」

「教材研究がとても大事だと思いました」など、教師の課題も教えて頂き、とても有意義な時間となりました。

 

11月30日に、水落先生が来校され、授業参観→校内研究会が行われました。

私は、授業参観に授業がなかったので、会場の準備などをしていました。(残念)

水落先生からは、『学び合い』タイマーの改善点を頂いていましたので、Ver2ができたことを伝えるととても喜んで頂きました。

校内研究会では、水落先生から「theyからweへ」のお話しを頂きました。

教室内の子どもの様子を客観的に分析された話しなので、「すぅっと理解できた」などうれしい反応でした。今後も、『学び合い』の魅力に賛同してくれる仲間が増えてほしいです!

 

11月31日、安徳南小学校の『学び合い』研究発表会に参加予定でしたが、他の中学校の英語科の研究会に参加することになりました。英語科では、会話活動、コミュニケーション活動などが重視されているので、そこの視点は理科でも『学び合い』でも重要だよなと思いながら参観させていただきました。

授業は、一斉指導でスタート。先生は、さまざまな掲示物などを準備し、授業が進んでいきます。

途中で、4人グループで自作した英文を点検したり発表したりしました。

やはり、気になります。このグルーピングはベストなのだろうか?英語が苦手な子のゲートキーパーは存在するのか?

協議会で、グルーピングについて質問をしてみました。

生活班を基本としているが、生活班をつくるときに学習のことも考えて班編制をしているとのことでした。

確かに、自分のクラスでも班編制は班長で人間関係や学習面などを考慮して「○○君がここの座席なのは~~だからです」と全員について言えない限りGOサインは出していません。しかし、教科学習の場合、教科によって得意不得意が発生します。全教科で、必ずその班全員にとってのゲートキーパーが存在し、さらに人間関係も考慮したオールマイティーな班は不可能に近いのではないかと思います。

 では、教科毎に班を意図的に変えるという方法が考えられますが、いわゆる習熟度ABCの子どもか均等に配置される班をつくる場合、習熟度は既習事項の評価内容であり、本時においてそれぞれの生徒の理解度は想定できないのではないかと思います。現に、私の理科の授業で「教える。教えられる。」の関係は日々刻々と変化します。さらに、子どもが「この班は習熟度別でできている」と気づいたとき、低位層の子どものセルフイメージはがた落ちします。

 教科指導でのグルーピングはとても難しく、学習の理解度だけでなく、その子どもの意欲やセルフイメージに密接に関係してくると思いました。

 

 

 来週は、校外での研修会が2回。校内での授業参観が1回。静岡県から『学び合い』の視察に来ていただく予定になっています。土曜日は、バザー。生徒会では、生徒会改選。そろそろ論文も書かないと…。あっ期末考査もある…。

 みなさまも、風邪をひかれませんように(*o*!)